次に去勢のデメリットをあげてみます。
1、皮膚病になりやすくなる。
男性ホルモンの分泌がなくなりますので、ホルモンのバランスがくずれて皮膚病になりやすくなります。
これは困ったことですが、すべてのネコがなるわけではありません。
1、2割のネコに発生すると思ってよいでしょう。
この皮膚病はホルモン剤を投与することによって治ります。
2、肥満になる。
去勢すると太ります。
これはホルモンの影響で代謝が落ちるためと、活発さがなくなりあまり動かなくなるため、運動不足で太るのだそうです。
肥満は食事をコントロールすることで解決できます。
3、スプレーが止まらないことがある。
これはデメリットというほどのことではないのですが、期待はずれの事態ではあります。
前に述べたケンカと同じで街をうろついてケンカにあけくれ、スプレーしまくって、ナンパして遊びまわっていたくせがぬけないのです。
そのように学習してしまったというわけです。
こうした場合は、彼にほかの生き方もあるのだということをわからせてあげるしかありません。
去勢の時期がおそいとスプレーやケンカが止まらないという人もいますが、これは間違いです。
動物はすべて胎児のときは雌になろうとして発育しているのです。
ところが雄の胎児は生まれる直前になって男性ホルモンの作用を受けて、大脳視床下部の雌になろうとする中枢が破壊されてしまうのです。
この時強く男性ホルモンの作用を受けますので、雄としての潜在意識を持つことになるのです。
ですからすべての雄は去勢してもケンカをしたりスプレーをする可能性を持っているのです。
特に去勢前にスプレーの学習をしているネコは止まりにくいのです。