ピアノのレッスン2段方式の落し穴とは・・・その2
まず、一応音を並べておいて、それから、レッスンによって音楽にしていく、という2段方式は、はじめに音楽としての頭の使い方をしていないので、違うことをやってきてからの訂正、という時間のかかる2度手間となり、しかも頭の使い方が違っているため、あとの手直しによって、その曲の形は整っても、1音1音、すべての音を頭の支配下におくことはできないのです。
これは、タッチによって音色の変らないエレクトーンなどの電気楽器ならばまだよいのですが、すべてに手造りの音を要求しているピアノにおいては、それは通用しないそうです。
ピアノを弾く、ということは、「いかに(音楽として)弾くか」ということが根本になければならず、それには「どういう音を出したらよいか」という心のはたらきなしには、あり得ないからだそうです。
それなのに、「音楽として歌われているか、どうか」ということではなく、「音が間違えずに並んだか、どうか」に重点がおかれ、1つの曲を、できるだけ早く、ものにしよう、という練習方法がとられることになってしまったのです。