読譜と奏法との結びつきとは?・・・その3
「頭で弾く」奏法は、楽譜を如何に音楽として読むか、という譜面の読み方の指導を優先し、それがそのまま指先の正しい使い方となるように導き、身につけさせていくやり方です。
ピアノのおけいこが、譜面を読むことより、弾くほうにウェイトがおかれているので、頭のはたらきを考えない動き中心の教育にかたより、指の技術を追いかけることになってしまったそうです。
弾く技術そのものも、その大もとは頭のはたらきにあるのに、一番大事な原因が問われていないことが多いようです。
弾くことと、音楽が分離してしまう原因を理解することが大切なことだそうです。
動きはできても、1音1音の音を頭でとらえていないので、音は聴こえず、長年のメカニックの訓練によって、パターン化した動きの技術は身につけても、音色の単一さはどうしようもなく、『精神のひとかけらもない』などといわれてしまうことになるのです。