猫の子宮破裂
【原因】
多くは妊娠中に交通事故にあったり、高い所から落ちて腹部を強く打ったりして発生します。
また、難産の時に子ネコが出てこないために陣痛促進剤を使って起こることもあります。
普通は陣痛促進剤を使っても、子宮筋無力症といって力がはいらなくなって、子宮の筋肉がデレッとしてしまいます。
これは子宮筋が働きすぎてカつきてしまった状態で、こうなれば薬を使っても破裂の心配はありません。
【症状】
当然、出血が起こりますが、この出血は案外多くありません。
まれに貧血を起こすものもいますが、出血多量で死ぬことはないようです。
痛みは、ただでさえ陣痛という痛みがあるのですから、子宮が破れたりしたらどんなに痛いかと想像しますが、これも実際はさほどでもなさそうです。
意外と平気な顔をしていますし、激しくリキんだりもしません。
注意深くお腹をさわってみますと、胎児は腹腔に出ているため、かなり自由に腹腔内を移動させることができます。
【看護】
飼い主がしてあげられることは特にありません。
ただ破裂が疑われたらすぐに動物病院へつれて行ってあげることだけです。
治療は手術以外にありません。
腹膜炎などを起こすことがありますので、しばらく注意深くみてください。
【予防】
妊娠中は交通事故にあわないよう外へ出さないようにすることや、高い所から落ちないように気をつけ
てあげることが大切です。そして何よりも大切なことは妊娠末期にレントゲン写真をとって調べておくことです。河成鎮大氏によると、産道よりも子ネコの頭が圧倒的に大きければ、まず自然には生まれないと思わなければいけません。
このような場合は、陣痛が始まったらすぐ帝王切開をしなければなりません。